category: 医学
DATE : 2008/12/23 (Tue)
DATE : 2008/12/23 (Tue)
慢性の経過をたどる胃十二指腸潰瘍(いわゆる消化性潰瘍)の原因のひとつとして、1990年のシドニーで行われた世界消化器病会議で初めて発表された細菌。ヘリコバクターという菌名はそのらせん構造に由来している。日本人の約半数がこのピロリ菌に感染、とりわけ中高年での感染率が高いとされている。だが、感染者のすべてが胃十二指腸潰瘍を発症するわけではない。発症率は研究者によって見解がまちまちだが、1割前後とされている。
ピロリ菌はまた、欧米の疫学的研究で前ガン状態の慢性萎縮性胃炎、さらに進行して胃ガンを発症させることもある、との説が有力視されている。ちなみに、日本の胃ガン患者の発生数は年間およそ24万人で、仮に患者全員が感染者であるとしても0.4%の発症率に過ぎない。それでのんびりしていた訳でもないであろうが1997年になってやっと当時の厚生省は、研究斑を設置、臨床試験を始めた。
ピロリ菌はまた、欧米の疫学的研究で前ガン状態の慢性萎縮性胃炎、さらに進行して胃ガンを発症させることもある、との説が有力視されている。ちなみに、日本の胃ガン患者の発生数は年間およそ24万人で、仮に患者全員が感染者であるとしても0.4%の発症率に過ぎない。それでのんびりしていた訳でもないであろうが1997年になってやっと当時の厚生省は、研究斑を設置、臨床試験を始めた。
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