お花見シーズン到来

春のイベントといえば日韓を問わず花見が挙げられる。韓国のブログではこの週末、ポッコンノリという言葉が目立った。ポッコッとは桜、そこに遊びという意味のノリが加わって、直訳すればお花見。日本では桜の下で花を愛でながら食事や酒を楽しむことが多いが、韓国では桜並木を眺めながらゆったりと歩く通り抜けが一般的。食事はその後に地元の名物料理を食堂で、というスタイルだ。

韓国の旅行愛好家が運営するブログ「CITYBELL」では、韓国各地の桜の名所と祭りの日程を紹介。「当初は4月初旬に開催されていた鎮海（チネ）軍港祭が、年を重ねるごとに早まって今年は3月の末から。韓国国内でも地球温暖化の影響か、年々桜の開化時期が早くなっている。花見の計画はお早めに」と述べた。

　韓国南端の都市、慶尚南道に位置する鎮海市は、春の訪れとともに町中が約30万本の桜に彩られ、ソウル市内の漢江（ハンガン）・汝矣島(ヨイド)桜祭りと並んで韓国人に広く知られている。多くの観光客でにぎわいを見せ、近年は日本から訪れる人も多く、広島の呉市とは姉妹都市でもある