category: 医学
DATE : 2008/12/30 (Tue)
DATE : 2008/12/30 (Tue)
緑膿箘は自然界に広く存在するブドウ糖非発酵性グラム陰性桿箘で、湿潤部を好む。緑膿箘は多くの抗菌剤に自然耐性を示し、耐性獲得も早い。特に近年、メタロβ-ラクタマーゼとよばれるカルバペネムをも分解する強力な力をもつ緑膿箘の報告が相次いでいる。耐性箘は抗菌剤使用による箘交代現象により出現し、日和見感染症を引き起こす。1999年に発令の感染症新法では、多剤耐性緑膿箘(キノロン、カルバペネム、アミノグリコシドに耐性)は4類感染症に分類され、定点病院での報告が義務づけられている。多剤耐性緑膿箘は、メチシリン耐性黄色ブドウ球箘(MRSA)などに次ぎ「第3の耐性箘」とよばれる箘の仲間。
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