category: siga
DATE : 2009/02/21 (Sat)
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滋賀県長浜市で2006年2月、幼稚園児2人を通園中に殺害したとして、殺人などの罪に問われた中国籍の鄭永善被告(37)の控訴審判決が20日、大阪高裁であった。森岡安廣裁判長は、一審大津地裁判決と同じ無期懲役を言い渡した。鄭被告は出廷しなかった。
一審は07年10月、精神鑑定結果などから犯行時に心神耗弱状態だったと認定。検察、弁護双方が控訴し、鄭被告の刑事責任能力が争点となった。検察側は「完全責任能力があった」と死刑を求刑、弁護側は「犯行当時、心神喪失状態だった」と無罪を求めた。
森岡裁判長は「鑑定は客観的かつ詳細に検討しており、統合失調症による心神耗弱状態にあったと認めるのが相当」と指摘。量刑についても「被害児童は前途を瞬時にしてふさがれた。両親らは被告人に極めて厳しい処罰感情を表している」と述べ「犯行態様は計画的で、著しく残虐。重すぎるとはいえない」と一審を追認し、いずれの控訴も棄却した。
判決によると、鄭被告は06年2月17日朝、保護者が交代で担当するグループ通園中、長女と一緒に車に乗っていた武友若奈ちゃんと佐野迅君=いずれも当時(5)=を農道脇に止めた車内で包丁で刺して殺害した。
大阪高検の太田茂次席検事は「主張が認められなかったことは遺憾。判決を十分検討して適切に対処したい」とコメントした。
一審は07年10月、精神鑑定結果などから犯行時に心神耗弱状態だったと認定。検察、弁護双方が控訴し、鄭被告の刑事責任能力が争点となった。検察側は「完全責任能力があった」と死刑を求刑、弁護側は「犯行当時、心神喪失状態だった」と無罪を求めた。
森岡裁判長は「鑑定は客観的かつ詳細に検討しており、統合失調症による心神耗弱状態にあったと認めるのが相当」と指摘。量刑についても「被害児童は前途を瞬時にしてふさがれた。両親らは被告人に極めて厳しい処罰感情を表している」と述べ「犯行態様は計画的で、著しく残虐。重すぎるとはいえない」と一審を追認し、いずれの控訴も棄却した。
判決によると、鄭被告は06年2月17日朝、保護者が交代で担当するグループ通園中、長女と一緒に車に乗っていた武友若奈ちゃんと佐野迅君=いずれも当時(5)=を農道脇に止めた車内で包丁で刺して殺害した。
大阪高検の太田茂次席検事は「主張が認められなかったことは遺憾。判決を十分検討して適切に対処したい」とコメントした。
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