category: 医学
DATE : 2008/12/21 (Sun)
DATE : 2008/12/21 (Sun)
生物は自己の体内環境をいつも一定に保っておくため、体外からの抗原(例えば細菌など)の侵入に対し、抗体というタンパク質を作って闘う。そのための一連の生体防御システムを免疫という。読んで字のごとく、疫を免れる(まぬがれる)、仕組みのことである。一度かかると、二度とかからない、ある種の感染症がある。これは最初の感染で体の中にその病原体に対する抗体がつくられる、すなわち免疫を得たためだ。この免疫システムに欠陥が生じれば、生体は無防備状態になってしまう。とりわけ、ある種のウイルスが免疫を相当しているリンパ球に感染した場合には、重症の免疫不全状態になり、死に至ることもしばしばある。AIDS(エイズ・後天性免疫不全症候群)がこの例だ。
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