category: 医学
DATE : 2008/12/23 (Tue)
DATE : 2008/12/23 (Tue)
肝炎と名がつく肝臓疾患のうち、ウイルス性肝炎が約90%を占める。肝炎ウイルスはA型、B型、C型に分類される。A型は飲食物を介して経口感染するもので、患者の糞便中から分離される。B型は、輸血などで感染する血清肝炎として知られていたが、オーストラリア原住民の血清から、病原ウイルスが分離確認されたのは、1965年である。B型と同様、主に血液を介して感染するC型ウイルスが発見されたのは1988年。それまではA型、B型を除外したという意味で非A非B型肝炎ウイルスとよばれていた。その後、血液感染するD型、経口感染するE型が発見された。また、1995年にはG型、1997年に見出だされたTTVをふくめ、今後さらに新型が追加される可能性がある。ただこれら非A非B型の90%はC型である。現在、このC型肝炎ウイルスの研究に力が入れられている。
PR
忍者ブログ [PR]