category: wakayama
DATE : 2009/02/21 (Sat)
DATE : 2009/02/21 (Sat)
漆器の町として知られる海南市黒江地区の「黒江ぬりもの館」が2月、リニューアルオープンした。同地区に江戸時代から残る、のこぎり状の屋根を持つ数少ない町家の一つ。昨年11月末に一時閉館したが、当時の町並みがだんだん姿を消す中、再開を喜ぶ人は多い。
同館周辺では毎秋、「紀州漆器まつり」が開かれる。約20年間、漆器仲間とともに同館を運営してきた館長の池原庸夫さん(63)は、まつりに訪れる観光客らから「この辺に、ゆっくりとコーヒーを飲める喫茶店があれば…」との声をよく聞いたという。
私もまつりを取材するたび、そう思った一人。再開した同館にはカフェスペースが設けられたので、どんな雰囲気なのか期待を込めて早速出かけてみた。
館内には大小6台の木のテーブルが置かれ、最大で約30人がくつろげるスペース。ギャラリーなどに使えるコーナーもある。漆職人の仕事場兼住宅だった内装をそのまま活用し、落ち着いた雰囲気を醸し出しており、そうした中で楽しめるケーキセット500円は安いと思った。
将来は、同館を町並み保存の拠点施設として考えている池原さんは「好評で、ひと安心。くつろげる場所があることで観光客の滞在時間が長くなり、違う場所へも足を伸ばしてもらえると思っています」。
海南市に近い湯浅町の町並みが、重要伝統的建造物群の保存地区に選定されたのも住民の長い間の地道な努力が実を結んだからだ。同館の再開をきっかけに、さらに多くの観光客が黒江地区を繰り返し訪れ、町並み保存のムードが盛り上がることを願っている
同館周辺では毎秋、「紀州漆器まつり」が開かれる。約20年間、漆器仲間とともに同館を運営してきた館長の池原庸夫さん(63)は、まつりに訪れる観光客らから「この辺に、ゆっくりとコーヒーを飲める喫茶店があれば…」との声をよく聞いたという。
私もまつりを取材するたび、そう思った一人。再開した同館にはカフェスペースが設けられたので、どんな雰囲気なのか期待を込めて早速出かけてみた。
館内には大小6台の木のテーブルが置かれ、最大で約30人がくつろげるスペース。ギャラリーなどに使えるコーナーもある。漆職人の仕事場兼住宅だった内装をそのまま活用し、落ち着いた雰囲気を醸し出しており、そうした中で楽しめるケーキセット500円は安いと思った。
将来は、同館を町並み保存の拠点施設として考えている池原さんは「好評で、ひと安心。くつろげる場所があることで観光客の滞在時間が長くなり、違う場所へも足を伸ばしてもらえると思っています」。
海南市に近い湯浅町の町並みが、重要伝統的建造物群の保存地区に選定されたのも住民の長い間の地道な努力が実を結んだからだ。同館の再開をきっかけに、さらに多くの観光客が黒江地区を繰り返し訪れ、町並み保存のムードが盛り上がることを願っている
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