category: 沖縄
DATE : 2009/03/01 (Sun)
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昼は会社員として仕事をしながら、夜は大宜味村から片道70キロを2時間かけてコザ高校定時制商業科に通い続けた平良由紀子さん(51)=大宜味村大保=が3月1日、修業年限4年の全課程を1年早く3年で修了し卒業式を迎える。
平良さんはこれまでの学習活動が評価され、全国高校定時制通信制教育振興会から修学優秀賞の表彰も受けており「楽しく充実した学校生活だった。仲間と一緒に卒業できてうれしい」と喜びを語った。
平良さんは大宜味村の中学校を卒業後に那覇市内の県立高校に進学したが、2年で中退した。その後、結婚して大宜味村に戻り、村内の会社で経理事務の仕事に携わってきた。
仕事上、確定申告の時期になると税金や経費の記入、精算法で頭を悩ませていた。このため簿記会計理論を勉強しようと2007年4月、20歳以上の勤労者を対象とした特別募集で同高校に入学した。
平日は仕事を終えた夕方に車でコザ高に向かい、授業が終わった午後9時すぎに再び沖縄市から大宜味村へと車を走らせる日々を続けた。帰宅するのは午前零時前後。3年間の燃料費は80万円を超えた。
休日は家庭の仕事や孫の世話もするなど仕事、学校、家事と多忙な毎日を送りながらも、資格取得・技能試験にも挑戦し、簿記など2級3種目に合格した。
「入学当初の1カ月は世代の異なる同級生との考え方や育った環境の違いに戸惑うこともあった。しかし教師や周りの人々に恵まれた」と笑顔を見せた。
同高定時制の新城安光教頭は「学校では学業だけでなく、生活面でも若い生徒のよき相談相手として面倒をみてくれた。平良さんの頑張りに下級生が刺激を受けてやる気が出ている」とひたむきに学んできた平良さんをたたえた。
2月には琉球大学総合社会システム学科経済学専攻夜間主コースに社会人合格し、4月から大学生として新たにスタートを切る。大宜味村からの距離は高校よりもさらに遠くなるが、平良さんは引き続き長距離通学を続けて勉学に励む
平良さんはこれまでの学習活動が評価され、全国高校定時制通信制教育振興会から修学優秀賞の表彰も受けており「楽しく充実した学校生活だった。仲間と一緒に卒業できてうれしい」と喜びを語った。
平良さんは大宜味村の中学校を卒業後に那覇市内の県立高校に進学したが、2年で中退した。その後、結婚して大宜味村に戻り、村内の会社で経理事務の仕事に携わってきた。
仕事上、確定申告の時期になると税金や経費の記入、精算法で頭を悩ませていた。このため簿記会計理論を勉強しようと2007年4月、20歳以上の勤労者を対象とした特別募集で同高校に入学した。
平日は仕事を終えた夕方に車でコザ高に向かい、授業が終わった午後9時すぎに再び沖縄市から大宜味村へと車を走らせる日々を続けた。帰宅するのは午前零時前後。3年間の燃料費は80万円を超えた。
休日は家庭の仕事や孫の世話もするなど仕事、学校、家事と多忙な毎日を送りながらも、資格取得・技能試験にも挑戦し、簿記など2級3種目に合格した。
「入学当初の1カ月は世代の異なる同級生との考え方や育った環境の違いに戸惑うこともあった。しかし教師や周りの人々に恵まれた」と笑顔を見せた。
同高定時制の新城安光教頭は「学校では学業だけでなく、生活面でも若い生徒のよき相談相手として面倒をみてくれた。平良さんの頑張りに下級生が刺激を受けてやる気が出ている」とひたむきに学んできた平良さんをたたえた。
2月には琉球大学総合社会システム学科経済学専攻夜間主コースに社会人合格し、4月から大学生として新たにスタートを切る。大宜味村からの距離は高校よりもさらに遠くなるが、平良さんは引き続き長距離通学を続けて勉学に励む
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