category: 奈良
DATE : 2009/03/01 (Sun)
DATE : 2009/03/01 (Sun)
修二会に籠(こ)もる練行衆は28日、東大寺戒壇院・別火坊での前行を終え、早春らしい好天のもと、二月堂そばの参籠宿所に入った。1日からいよいよ2週間にわたる本行が始まり、二月堂に荘厳な「お松明」が登場する。
この日午後、二月堂の宿所前には参籠しないベテランの僧侶「娑婆古練(しゃばこれん)」たちが出迎えた。別火坊から行列してきた和上や大導師ら練行衆11人は、一礼し宿所内へと入っていった。
「お祓(はら)いにござろう、お祓いにござろう」。夕闇に包まれ冷え込むころ、今年もそんな声が宿所に響いた。
「大中臣祓(おおなかとみのはらえ)」と呼ばれる清めの儀式。作法を行うのは密教的修法を司る咒師(しゅし)で、今年は橋村公英・教学執事が務める。練行衆が並んでかがむと、松明の火を前に作法を始め、祓詞(ことば)を黙読。その後、御幣を振り、練行衆を清めた。短時間だが、神仏習合をうかがわせる神秘的な儀式だ。
本行で練行衆が勤める行は1日6度。本尊・十一面観音を前に人々に変わって過ちを悔い改め、幸せを祈る。二月堂に上る練行衆の足もとを照らすお松明は1~14日の連夜、登場する
この日午後、二月堂の宿所前には参籠しないベテランの僧侶「娑婆古練(しゃばこれん)」たちが出迎えた。別火坊から行列してきた和上や大導師ら練行衆11人は、一礼し宿所内へと入っていった。
「お祓(はら)いにござろう、お祓いにござろう」。夕闇に包まれ冷え込むころ、今年もそんな声が宿所に響いた。
「大中臣祓(おおなかとみのはらえ)」と呼ばれる清めの儀式。作法を行うのは密教的修法を司る咒師(しゅし)で、今年は橋村公英・教学執事が務める。練行衆が並んでかがむと、松明の火を前に作法を始め、祓詞(ことば)を黙読。その後、御幣を振り、練行衆を清めた。短時間だが、神仏習合をうかがわせる神秘的な儀式だ。
本行で練行衆が勤める行は1日6度。本尊・十一面観音を前に人々に変わって過ちを悔い改め、幸せを祈る。二月堂に上る練行衆の足もとを照らすお松明は1~14日の連夜、登場する
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