category: 薬と社会
DATE : 2008/12/24 (Wed)
DATE : 2008/12/24 (Wed)
サイトカインは、細胞間の情報伝達を担う生体内の物質で、細胞上にある受容体(作用点)に結合して作用を発現する。炎症反応にも、炎症を促進するサイトカインとそれを抑えるサイトカインとがかかわっており、リウマチ性疾患や炎症性腸疾患が発症している時には、炎症性サイトカインが優位になっている。そこで、この増えている炎症性サイトカインを細胞に働かなくすれば、炎症反応が抑えられることになる。この療法を抗サイトカイン療法とよぶ。
抗体医薬(人間の免疫反応を利用した薬)といわれる物の一つであるインフリキシマブ(商品名レミケード)がクローン病の効能、効果に加え、2003年7月に間接リウマチに対する効能、効果を取得した。これは人とマウスの抗体を部分的に組み合わせたキメラ抗体で、体内のTNFαというサイトカインに結合して、炎症の進行を押さえ込む。このほか、海外で使われているエタネルセプト(商品名エンブレル)も抗サイトカイン療法剤であり、偽の受容体としてTNFαと強く結合し、TNFαの作用を妨げる。
抗体医薬(人間の免疫反応を利用した薬)といわれる物の一つであるインフリキシマブ(商品名レミケード)がクローン病の効能、効果に加え、2003年7月に間接リウマチに対する効能、効果を取得した。これは人とマウスの抗体を部分的に組み合わせたキメラ抗体で、体内のTNFαというサイトカインに結合して、炎症の進行を押さえ込む。このほか、海外で使われているエタネルセプト(商品名エンブレル)も抗サイトカイン療法剤であり、偽の受容体としてTNFαと強く結合し、TNFαの作用を妨げる。
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