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DATE : 2009/04/10 (Fri)
米財務省は、ストレステスト(健全性審査)を受けている主要銀行に対し、第1・四半期決算の中でそれに言及しないよう求めている。関係筋が明らかにした。
関係筋によると、対象となっている19行の多くは、経済環境がさらに悪化した場合の資本ニーズを見定める内部調査を完了した。しかし、政府による調査結果についてはまだ知らされていないという。
 オバマ大統領は10日にガイトナー財務長官をはじめとする金融当局者と、ストレステストについて協議する。
 ストレステストの結果は市場関係者の関心が高く、政府は4月末までに何らかの形で公表する考えを示している。
 大方の米主要銀行が4月24日までに第1・四半期の決算発表を終える。
 10日の会合にはガイトナー長官のほか、連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長、連邦預金保険公社(FDIC)のベアー総裁、国家経済会議(NEC)のサマーズ委員長、証券取引委員会(SEC)のシャピロ委員長、通貨監督庁(OCC)のデューガン長官が出席する予定。
 これら金融当局者らはオバマ大統領にストレステストの進展状況を説明し、テスト後に必要になる次のステップについて協議する見通し。
 市場関係者は、どの銀行が健全でどの銀行が追加公的支援を必要とする見通しか見極めるため、ストレステストの結果に注目している。
 9日の米株市場では、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>が第1・四半期に30億ドルの利益を計上するとの見通しを示したことを受け、懸念が幾分和らいだ。ウェルズ・ファーゴ株は31.7%急伸し、その他の金融株を押し上げた。
 いったんストレステストが完了し、資本ニーズが決定されれば、銀行は民間市場での資本調達のため6カ月の期間が与えられる見通し。そうでなければ、政府からの資本注入を受ける可能性がある。
 不良資産の買い取りに官民共同投資ファンドを利用する政府の計画も、これを必要とする銀行が利用できる回復プログラムのひとつになる見通しだ。
 関係筋によると、当局は依然として、ストレステストの結果発表方法を協議中であり、決定は財務省が行う見通し。各行の第1・四半期決算が出揃った4月末にも発表することを検討している
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トイレットペーパーはダブルよりもシングルが安く済む。市販のトイレットペーパーのロールの長さは、シングル約60m、ダブル約30mとなっているが、使用量で比べるとシングルの方が少なくなることがほとんどだ。
ニュース
大恐慌以来で最長の景気後退(リセッション)を経験している米国経済だが、景気回復へのカギを握る個人消費は、足元の原油価格上昇が大きな足かせとなる可能性がある。  原油価格は4月21日以降に約50%上昇し、1バレル=65ドルを上回る水準で推移している。  足元の原油価格は昨年夏につけた過去最高値1バレル=147ドルにはまだ遠い水準だが、失業率が1983年以降で最高の水準となり、賃金の伸びが過去最低となる中、米国の消費者に原油価格などのコスト上昇を吸収する余裕はあまり残されていない。  カリフォルニア大学サンディエゴ校のジェームズ・ハミルトン経済学教授は原油価格の上昇について、ガソリン価格が1ガロン=4ドルを超えていた昨年ほどは個人消費に悪影響を及ぼしていないが、「待ち望んできた(景気)回復を多少遅らせる」可能性があるとしている。  今のところインフレよりデフレを懸念している米連邦準備理事会(FRB)にとって、原油高がインフレの火付け役となるのは好ましい状況ではない。  サウジアラビアのナイミ石油鉱物資源相は先に、世界経済は原油価格1バレル75─80ドルには対応できるぐらい回復したとの見方を示した。また、石油輸出国機構(OPEC)は28日、産油量の据え置きを決定している。  原油価格の上昇が消費者に与える最も直接的な影響は、ガソリン価格の上昇。米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が26日に発表したレギュラー無鉛ガソリン価格は、前週比0.13ドル上昇の1ガロン2.44ドルと、過去7カ月で最高となった。ただ、原油価格上昇のペースはそれを大幅に上回っており、ガソリン価格も向こう数週間は上昇基調が続くとみられる。  ガソリン価格自体は1ガロン=4ドルを超えていた昨年に比較すると落ち着いているものの、当時に比べると家計の状況はかなり悪化している。過去1年で500万人以上が仕事を失い、労働省が発表した第1・四半期の単位労働コストは伸び率が過去最低水準となっている。  足元の原油価格上昇は、主要通貨に対する米ドルの下落も要因の1つだが、世界各国の政府がリセッションを食い止めようと財政支出を拡大させるなか、インフレを警戒した投機筋が商品市場に資金を還流させている可能性も背景にあるとみられる。