category: ガン治療
DATE : 2008/12/31 (Wed)
DATE : 2008/12/31 (Wed)
ガン治療の方法には決定打がないこともあり、これまで集団検診や人間ドックで早期ガンを発見することが、ガン治療の切り札と考えられて来た。しかし、欧米で、肺、乳房、大腸を対象にして多数の健常者を2群に分けて、片方に検診を繰り返し、他方は検診せずに放置する試験を行った結果、いずれも、検診すれば死亡数を減少させられることを証明出来なかった。早期発見の努力をしても死亡数の減少が証明出来ないのは、試験の手順や効率が悪い可能性もある。だが、より、根本的には、早期発見される「ガン」は、悪性度が低く、放置してもそのままの状態にとどまり、他方、人を死に至らせる悪性度の高い「ガン」は急速に大きくなるので、いくら検診しても早期発見出来ないし、発見出来てもすでに転移のある可能性がある。検診には、内視鏡検査による死亡などの問題もある。
PR
忍者ブログ [PR]