米、新戦略で協力要請へ

オランダ・ハーグで31日、アフガニスタンの支援に向けた国際会合が開かれる。クリントン国務長官率いる米代表団はオバマ大統領が先に発表したアフガン・パキスタン政策の新戦略を国際社会に改めて説明、アフガン安定化に向け協力を求める見通し。会合には90近くの国・機関の代表が参加、核問題で国際的に孤立しているイランの代表団も参加の予定だ。

オバマ大統領は、対テロ戦争でアフガンを重視。同国治安部隊育成を目的とする米兵約4000人の増派、多国間の復興支援枠組みの創設、民生支援の拡充、戦略的に重要な隣国パキスタンへの援助などを盛り込んだ包括的な新戦略を発表している。支援会合ではクリントン国務長官らが各国・機関に理解と協力を求める。